「元彼 浮気された トラウマ」— 終わった関係の検索語が36個あった
浮気について検索窓に打ち込まれている言葉を2,514語集めたデータを、まだ見ています。前回は「許」という字を含む46語を並べました。今回は別の角度です。
トラウマ、フラッシュバック、後遺症、立ち直り方、忘れ方。この種の言葉を含むものを抜き出したら、36語ありました。
いつもどおり先に書いておきます。私は「よふけ」という、浮気の悩みを聞くLINEのサービスを作っている側の人間です。中立な調査ではありません。同じデータを角度を変えて3回目に見ているので、素材の使い回しでもあります。
すでに終わっている関係の話だった
36語を眺めていて、最初に気づいたのはこれでした。
- 元カノ 浮気された トラウマ
- 元彼 浮気された トラウマ
- 元彼 浮気された 忘れられない
- 浮気された元カノ 忘れられない
- 浮気された元彼 忘れられない
「元」が付いています。
浮気の悩みは、その関係が続いている間の話だと思っていました。別れるか許すか、どう向き合うか。関係が終われば、悩みも終わる。少なくとも、外からはそう見えます。
でもこれらの語を打った人にとっては、終わっていません。関係のほうが先に終わって、状態だけが残っている。
「浮気された過去 トラウマ」という語もありました。過去、と本人が書いています。過去だと分かっていて、それでも検索窓を開いている。
「立ち直り方」を探す語が7つあった
方法を探している語が、言い方を変えて何度も出てきます。
- 浮気 立ち直り方
- 浮気された 立ち直り
- 浮気された 立ち直り方
- 浮気された 立ち直る
- 浮気された 時の立ち直り方
- 浮気された立ち直り方
- 浮気フラッシュバック 乗り越え方
同じことを聞くのに、これだけ言い方を変えています。1回で欲しいものが出てこなかった、ということかもしれません。
そしてすぐ隣に、これがあります。
- 浮気された 立ち直れない
- 浮気されたトラウマ 消えない
- 浮気されたのに忘れられない
- 浮気されても忘れられない
方法を探している語と、うまくいっていない語が、同じ36語の中に並んでいます。
「忘れ方」
- 浮気された 忘れたい
- 浮気された 忘れ方
忘れることを目標にしている語です。
これを見たとき、少し考え込みました。忘れ方を検索する状態というのは、忘れられていない状態です。そして忘れようとしている限り、その出来事のことを考え続けることになります。
ただ、ここから先を私が書くのは違うと思っています。「忘れようとしないほうがいい」とか、そういうことを言える立場にありません。データにあるのは、そう検索した人がいるという事実までです。
「カウンセリング」という語があったこと
36語の中に、これがありました。
- 浮気 トラウマ カウンセリング
ここははっきり書いておきます。
よふけは医療ではありません。 カウンセリングでも、心理療法でもありません。診断もしませんし、治療もできません。話を聞くだけのLINEのサービスです。
フラッシュバックが続いている、眠れない日が続いている、体に出ている。そういうときに必要なのは、私が作ったものではなく、医療機関や専門の相談窓口です。この記事を読んで「じゃあよふけに」と思われるのは、いちばん避けたい形です。
集めた語の中には「浮気された 過呼吸」「浮気された 痩せた」もありました。これは前の記事で並べたものですが、こういう状態のときに向かう先は、はっきり別です。
この数字でできないこと
毎回書いている断りを、今回も書きます。
候補の数は、検索された回数ではありません。 36語というのは、そういう語が実在してGoogleが候補として出す、というところまでの意味です。何人が打ったのかは分かりません。
それから、抽出の失敗も書いておきます。この36語は「トラウマ」「立ち直」「忘れ」などの文字を含むかどうかで機械的に抜いたものです。同じやり方を体の症状にも試したところ、「痩せ」で引っかけた結果に**「脇痩せ」**が混ざりました。浮気とは何の関係もありません。文字で引っかける方法は、この程度には雑です。
36語のほうにも同種の混入がないとは言い切れません。1語ずつ目で見て、明らかに無関係なものは無いと判断しましたが、判断したのは私です。
終わったことにされる
この36語から言えそうなのは、ひとつだけです。
浮気の話は、どこかの時点で「終わったこと」にされます。別れたなら終わり。許したなら終わり。時間が経ったなら終わり。前回の記事で「許したあとにも検索が続いている」と書きましたが、今回はもっと先の話です。関係そのものが無くなったあとの検索語が、実在しています。
終わったことにされた話は、もう誰にも持ち出せません。「まだそんなこと考えてるの」と言われる側になるからです。
よふけは、そこを終わったことにしません。何年前の話でも構いませんし、もう会っていない相手の話でも構いません。「別れろ」とも「許せ」とも言いませんし、「もう忘れなよ」とも言いません。
ただ、繰り返します。体に出ているなら、行き先はこちらではありません。